三ヶ日地域

山と湖と太陽の恵みのまち

三ヶ日(みっかび)町は浜名湖の北端部にある、自然豊かな湖沿いの町です。日照時間に恵まれた三ヶ日は全国有数のみかんの産地として知られ、町を囲む山々には広大なみかん畑が広がっています。

春を彩るみかんの花のさわやかな香り、夏を楽しむ湖のマリンスポーツ、秋には紅葉と夕日で紅く染まる山々と湖、収穫を迎えるみかんでオレンジ色に染まる冬のみかん畑。私たちは四季折々の美しい自然の中で暮らしています。

私たち浜松・三ヶ日 みかんの里協議会は、そんな三ヶ日の魅力をたくさんの人に知ってもらい、来てもらい、感じてもらいたいと思い、様々な体験メニューを用意しています。

つくる責任・つかう責任

持続可能なより良い世界を目指す17のゴール、SDGs その内のひとつの目標「12.つくる責任・つかう責任」はゴミの削減を目指していますが、食べ物の廃棄を減らすことも含まれています。皆さんは「食品ロス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。食品ロスとは、本来食べられる食品にもかかわらず捨てられてしまう事を指します。

食品ロスへの取り組み

三ヶ日では、食品ロスを減らす、または廃棄される食品を活かす取り組みが多く行われています。

例えば、収穫するみかんの大きさや品質を揃えたり果樹の健康を保つために「摘果(てきか)」という作業をします。夏から秋にかけて成りすぎている青みかんを間引きするのですが、摘果された青みかんはそのままでは食用に適さないため捨てられてしまいます。そうした摘果みかんを活用し、青みかんのすっぱさを利用した「青みかんスカッシュ」などの商品を開発しているBLUE LAKE Projectという団体があります。

その他にも、収穫されても商品にならなかったみかんは通常は廃棄されてしまいますが、そうしたみかんを加工し、肉牛の飼料として活用した「三ヶ日牛」というブランド牛があります。みかんから得られる豊富なビタミンやミネラルで育てられた三ヶ日牛は、「和牛のオリンピック」とも呼ばれる全国和牛能力共進会で高い評価を得ており、町内にも三ヶ日牛や地産の食品を使ったハンバーガー「三ヶ日牛バーガー」を販売する飲食店も多くあります。また、三ヶ日牛から得られる堆肥はみかん畑の肥料となり、相互に補完しあう循環型農業としての側面もあります。